こんにちは。
今回のタイトルは言わずと知れたFFの名作、FF9の主人公ジタンの名台詞から。
私事ですが、私は生粋のFFヲタクでして。特に7~12まで(オンゲーの11は除く)が特に好きで、7~12であればどの作品も等しく大好きです。
そんな中、私のパートナーがFF9をやり始めました。(FF7リメイクも既プレイですが、PSの原作はこれが初めて)
パートナーはちょうどFF13からFFに触れたそうで、まさに私がFFから離れた時期なんですね。
既プレイの方は察しが着くかと思いますが、FF中期で9をチョイスするこの感性。素晴らしいと思います。それくらいFF9は神ゲー。
永遠にFFの話をしてしまう前に、今回のお題。(ゲーマーさんは別途話しかけてくれると嬉しいです笑)
「ARTECH 論理と感性のとけあう場所」が無事終了しました。
Instagramでも軽く解説していましたが、「ARTECH 論理と感性のとけあう場所」はエンジニアのためのコミュニティスペースで
主催のNさんの意向で「普段論理性を重んじるエンジニアはクローズドな集団を形成しやすいため、対極の存在であるアーティスト、クリエイティブの風を取り入れたい」としてコミュニティスペースでの展示をArt Monsters Japanに提案してくれました。また、軌道に乗れば定期的に行いたい、とのこと。
私は大学の頃から結構展示大好き人間なので、展示が定期的に行えるという理由だけで参加するには十分でした。Art Monsters JapanのSiiさんに声をかけたら、あっという間に参加メンバーが集まって現在に至るというわけです。
そして、会期中・在廊中に気づきを得たトピックスが2つありました。
1つは「色や筆致に意図や意志はあるんですか?」というものと、「(私と話した後に)こうやって解説を聞くと、ちゃんと(抽象画も)観れますね」というもの。
まず「色や筆致に意図や意志はあるんですか?」というトピックス。これは今回の展示に限らず、今まで私の作品を鑑賞する人の多くが興味を持ってくれた質問です。
この質問、端的に答えるとすれば「ない」になるのですが、そこにはちゃんとした理由があるのでこうしてブログに書き起こしています。「ない」というのは厳密にいうと「全く何も考えずにフィーリングで描いている」という意味ではないです。少々難しい話かもしれませんが「あなたが存在しているのに厳密な必然性、理由は必要ないという意志」ならあるといった感じです。さらに噛み砕いて説明します。私は大学卒業前の2019年春まで人物画を中心に描いていました。その時は、明確な意志やメッセージがある自覚のもと絵を描いていました。しかし、表現方法を抽象画というものにチェンジした結果、私の絵に対しての価値観も変化がありました。それは「絵を描くという行為と抽象画、ひいては抽象的な思考自体が非常に原始的な行為」だと感じるようになったからです。抽象画を描き始めたとき明確に思ったことがあるのですが、それは「絵を描くという行為を、服を着替えるのと同等ぐらいのレベルで行いたい」というものでした。その時の私にとって「絵を描く」という行為は「特別」であり「重大な」意味を持つものでした。そして抽象画というものをたくさん描いてきて、あの時よりも身軽に、自然に絵を描けるようになった今思います。
「そこにその色が存在しているのに理由は必要ですか?」
「あなたが生きている、鼓動が鳴っているのに理由は必要ありませんよね。私の絵もそうなんです」
そして2つ目のトピックス。「(私と話した後に)こうやって解説を聞くと、ちゃんと(抽象画も)観れますね」というコメント。
これは非常に嬉しコメントでした。日本において抽象画は「何を描いているかわからない」という理由(でもまさにそれが抽象画たる理由なのですね)で「(無意識的に)怖い」「困惑してしまう」あるいは「敷居が高い、自分の世界とは違う世界のもの」という認識をされがちです。
確かに私もそうでした。前回のブログでも語った通り、「かたち」のない「ゆらぎ」は私にとって「恐怖」でしかなかったからです。でも私はそれに向き合ってきました。そして、できる限りの言葉を尽くして鑑賞する人に向き合えば「十分に理解してくれる」という実感を得たのです。
思うに、日本人は「アートコンプレックス」が強い人種だと思います。そして、かくいう私もアートに対してのコンプレックスが強い人間でした。図画工作は苦手で「ちゃんと描けていない」と自己評価が低く、それなのに「何にも縛られない自由」を欲している。矛盾した質を持った人間はアートにコンプレックスを抱きやすいように思います。でも、そういう人ほどいざ「理解」できた時の没入感はアートに親しみを覚えている人よりも目覚ましいものがあると思います。芸術漫画の『ブルーピリオド』の主人公矢虎(漢字間違ってる気がする…)がそうであったように、苦手な野菜のおいしさに気づいた時の感動は想像に難くないでしょう。
「ARTECH 論理と感性のとけあう場所」の話というより、私の個人的思想について書き殴っただけになってしまいましたが
ブログってそういうものですよね…と自己暗示をかけながら締めようと思います。
次は8/6,7でIndependent Tokyoです!絶賛準備中かつ時間なくてカッツカツですが光明が見えてきてテンション上がってます!
近郊の方、ご興味ある方いましたらぜひ!
会場でお待ちしています~ではでは。
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